かわいい子には。 (ページ5)

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#ちからもちさんページ5

「うんしょ！よいしょ！」

おっきなにもつを箱につめてはこんでたら、しらないおにーさんににもつを持ってもらった。

「おにーさんは誰？」

ちょっとこわい…。

岩本「俺？岩本照。滝沢くんに言われて手伝いに来たんだ。」

「いわもとひかる…岩本くん？照くん？…うーん。」

岩本「ひーくんでいいよ。」

ひーくんはそういってにっこり。

あれ？かわいい。

「ひーくんはちからもちだね！」

岩本「ふふ、ありがと。」

ふたりでにもつをはこんで、いざジャニーさんのおうちへ。

祖父「元気にやるんだよ。」

祖母「また、会いに来てね！」

「おじいちゃん、おばあちゃん、またね！」

おじいちゃんとおばあちゃんは、見えなくなるまでずっとてをふってくれた。

「ひーくんはジャニーさんのお家にいったことはあるの？」

岩本「ないんだよねー。」

「そっかぁ。」

「ひーくんは、ジュニアで何年やってるの？」

岩本「もう6年ぐらい経つかなぁ。」

「へえ！ひーくんのまわりにはどんな人がいるの？」

岩本「俺の周りには、元気いっぱいなひととか、頭かしこいひととか、貴族っぽい人とかー。
あとは、優しい人とか、ツンデレな人とかがいるんだ。」

「…すごくキャラが濃いね。」

岩本「ふふ、でしょ！今度、レッスンのときに会わせてあげる。」

「たのしみだなぁ〜！」

そんなはなしをしてたら、ジャニーさんの家にとうちゃく！

「おっきいね！」

岩本「…佐久間の家よりでかい。」

「…さくまぁ？」

岩本「あ、さっきの元気いっぱいな人の名前だよ。」

「へぇー。」

さくまくん。

…くま？

まあ、いいや。

「こんにちは！」

岩本「ジャニーさん、こんにちは。」

ジャニー「やぁ、いらっしゃい！YOUたちよく来たね。」

「ジャニーさんのお家ってすっごくおっきいね！」

ジャニー「そうでしょ。あ、ここがYOUの部屋だよ。」

「うわぁ、すごーい！」

ぽすっ。

ふっかふかのべっとにすわってみる。

「ふしぎー。」

ジャニー「じゃあ、夕飯の時間になったら呼びにくるね。
YOUも夕飯食べて帰ってね。」

岩本「はい！」

「ねえひーくん、一緒にしゃしんとって？」

そう言ったら、くう！って感じでなんかあたまかかえて

いっしゅんでいつものひーくん。(初めましてだけどね。)

どうしたんだろう。

岩本「はい、チーズ！」

ニコッ！

岩本「誰かに送るの？」

「うん。おかーさんに送るの。」

岩本「そっか。」

おかーさんはやくあいたいな。