かわいい子には。 (ページ10)

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#わたしのみたいけしきページ10

あらしさんのライブ1ヶ月前からジュニアが練習する期間に入って、

今は学校終わったらまいにち事務所でレッスン。

(ほんとは毎日はないんだけど、じぶんでれんしゅうしたりとかしてるから。)

で、いまは振付師さんが通しリハっていうのでおしえてくれてる。

今回は蓮くんもいっしょ。

あと、蓮くんのおともだちの原くんもいっしょなんだ！

(仲間がいっぱいいてうれしい！)

でもね、すっごくきんちょうしてきて、むねがどきどきする。

…おかーさんに見てもらえないのも、すこしさみしい。

でもね、少クラは見てくれたんだ！

母「かっこよかった。」

そう言ってくれてすごくうれしかった。

通しリハが終わって少し薄暗くなってきたけど、あんまりなっとくがいかなくてひとりで練習中。

…むずかしい。

？？「体の魅せ方、かな。」

こえのする方を見ると、しらないおにーさん。

でもなんかみおぼえあるような…。

おにーさんの言う通りに踊ってみたら、なっとくいく踊りになって。

「ありがとうございます！」

？？「どーも。いつか、俺がしたことを後輩にしてあげてね。」

「はい！」

？？「疲れたでしょ。アイス奢るよ。」

「いいんですか！」

2人でアイスを食べながら、おはなしする。

？？「俺はね、夢があるの。

俺らのことあんまり知らない人でも、俺らの曲を。ダンスを見て笑顔になってほしい。」

夢を語るおにーさんは、キラキラ輝いてた。

？？「君は、どんな景色が見たい？」

「わたしは＿＿

みんなで笑顔になりたい。楽しみたい。

そんなライブをしたいです。」

みじかいじかんだけど、せんぱいの背中を見ておもった。

みんなでたのしめば、たのしさは広がるってことを。

？？「いい夢だね。」

？？「あ、もうすぐ打ち合わせだわ。じゃーね。また舞台の上で会おうね。」

「あの！先輩の名前は…？」

？？「俺？＿＿＿＿香取。香取慎吾。」

そう言ってひらひらとてをふってさっていったおにーさん＿＿香取くんに、

わたしはつよいあこがれをもったんだ。