紅一点×SnowMan⑩ (ページ2)

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滝『もしもし？』

A『あ、秀明くん？』

滝『なんだよー。こんな遅い時間に。しかも電話とか珍しいな。』

そう言って電話越しにケラケラと笑っている滝沢くん。
全員正座でスマホを凝視している。

A『うん。だよね。実はさ、今、ロケで九州に来てて。ふぉ〜ゆ〜の辰巳くんとABC-Zの河合くんとセクゾの風磨とSixTONESの樹と一緒に居るの。』

男4人『「お疲れ様です。滝沢くん。」』

滝『おーお疲れさま。頑張ってんね。』

A『あっはは。みんな固まってるよ。この様子見せたいくらい。』

俺達が緊張しまくってる姿を見て、姉御が笑ってる。

滝『で？どうしたの？』

A『あーね。今、お世話になった先輩にお礼の電話するってやつをしていて。やっぱ今年デビューできたのも、秀明くんがずっとSnowManを気にかけていてくれたおかげだなって。Jr.の頃からずっと助けてくれてありがとう。これからは自分自身でちゃんと自分を守れるようにって決意の意味も込めて電話しました。これからもお年玉よろしくね、社長！』

滝『なんだろうな。最後の一言で全く感謝が伝わってこないんだよなー。』

そんなことを言いながらも滝沢くんは笑っている。
姉御もそれにつられて笑ってる。

俺含め他の4人は固まってるけど。

A『じゃあ切るね。』

滝『おう。みんなも仕事頑張って。』

4人『「はいっ！」』

姉御はスマホを置いて、
みんなの方をニヤニヤしながら見る。

「いじってるだろ。」

A『うん。電話しただけなのに縮こまってて面白いなって。』

河『いや、そうなるのよ。普通は。』

辰『俺、ほんと松雪のことすごいと思ったわ。』

その言葉に年長組が頷いている。

河『てかさ、なんでそこまで仲良しなわけ？』

河合くんの一言に少し考えた後、姉御が口を開いた。