紅一点×SnowMan⑩ (ページ10)

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★ ページ10

「ねぇ。ほんとは振り入れできてるしょ？」

残りがふっかさんとしょっぴーと俺になった時、
聞いてみた。

渡『あ？バレた？もちろん入ってるよ。』

「じゃあなんで残っ、、、。」

残ってるの？そう言いかけた時、
レッスン室のドアが開いた。

A『うわっ。3人もいるの？びっくりしたー。』

ピンクのマスク姿に真っ黒なコートを羽織った
Aが現れた。

役に合わせた黒髪が彼女の美しさを際立たせている。

深『遅かったねぇー。』

渡『目黒はなんかいた。』

「だってしょっぴーが帰らないの怪しくて。」

そんな会話をしていたらAがクスクス笑っている。

A『みんなごめんね？適当に踊ってるだけだから、全然帰って？』

そう言ってコートを脱ぐと
中はレッスン着をすでに着ていた。

深『あれ？もう着てるの？』

A『うん。時間もったいないし、撮影場所で着てきた。』

そう言うと鏡の前に立つA。

渡『曲いれんぞ。』

A『ありがと。助かる。』

しょっぴーがスマホを操作して曲を流し始めた。

「てかなんでしょっぴー残ったの？振り入れするだけなら残んないよね？」

渡『あー。じきに分かる。』

しばらくして、雅とカメラマン、
スタッフさんが数名入ってきた。

雅『A、来たわよ。』

A『あ、分かった。よろしくお願いします。』

スタッフ『よろしくお願いします。そのままダンス続けていてください。』

深『俺映ってもいいすか？』

ス『大丈夫です。』

ふっかさんがAと一緒に踊ってる。
俺は小声で聞いた。

「しょっぴー入らないの？」

渡『俺？入んねーよ。別に深澤ほど貪欲じゃねぇ。』

雅『貴方達残ってたのね。』

「俺はたまたまです。てかなんすかこれ？」

取材なのは間違いないんだけど、、、。

確かに今、RIDE ON TIMEが入っていた。
だけど、こうして1人残っての自主練に
わざわざ撮影入るか？